「おにぎりとカップメン」。
時間がないときの気軽なランチメニューのようなタイトルだが、
このふたつの共通点にピンときたあなたは、かなりディープな224ファンに違いない。
今日は、日々の暮らしがちょっと楽しくなる、
くすっと笑えるアイテム「おにぎり」と「カップメン」のお話をしよう。
お湯を注いだあとのカップ麺のフタを、ユーモラスな格好で押さえる人型の置き物、
その名も「カップメン(CUP MEN)」は、
ラーメンができるのを待つ時間さえも楽しませてくれるアイテムとして大ヒット。
見たことある!持ってる!という方も多いだろう。
(※224porcelainの商品ではないが、気になる方は「カップメン」で検索を)
「カップメン」となんとも食べ合わせの良い?「おにぎり」は、224porcelainの小皿で、
お醤油を注ぐと、海苔を巻いた三角おにぎりの形が浮かび上がる、微笑ましいアイテムだ。
実はこのふたつ、同じデザイナーさんが手がけたもの。
カップ麺のふちに乗せたり、お醤油を注したり、
どちらも行為を加えることで意味を持ち、食卓に笑顔を運んでくれる。
デザインを担当したAKIRA MABUCHI DESIGNの馬渕晃さんは、
224porcelainの設立当初からの立ち上げメンバーだ。
作家でディレクターの辻諭さんとともに、「House for chopsticks」や「Fragrance Pot」、
「いちみ しちみ」「トノ ヒメ」など、数々の224porcelain作品を生み出している。
プロダクトだけでなく、2015年2月に嬉野温泉にオープンした
224porcelainの直営店「 224 shop + saryo 」の内装デザインも馬渕さんが手がけたのだそう。
「日々の暮らしが、少したのしく、少しうれしく、少しやさしくなるような『もの』『こと』を考え、取り組んでいる」
という馬渕さんらしさが、作品や空間からあふれてくる。
文:ハマノユリコ
▼馬渕晃さんが関わった商品