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224 JOURNAL Vol.92 – ご当地グルメ「シシリアンライス」のための器

佐賀のご当地グルメ「シシリアンライス」をご存知だろうか?

あたたかいごはんの上に甘辛く炒めたお肉と生野菜を盛り合わせ、マヨネーズをかけたものが基本形。
お店ごとにさまざまなアレンジが加えられ、佐賀県民に愛されているソウルフードだ。

嬉野にある224shopでは、そのシシリアンライス専用のプレートを販売しているという。

レストランシェフからの依頼で共同開発したシシリアンライスのための器は、変形の楕円皿で、
盛り付けられたライスと具材をスプーンですくいやすいよう、器の深さや縁の角度を意識したこだわりの形状だ。

片方のリムが広めにとられており、食べるとき器に手を添える自然な動作や、
配膳時に持ちやすい配慮など人間工学に基づきデザインされている。

カフェやレストランのほか、幼稚園にも導入されるなど、食育中の子供にも使いやすいと好評だ。
カレーやパスタなど定番料理にももちろんおすすめ。お子様ランチプレートにも使えそう。

もともと喫茶店のまかない料理だったというシシリアンライスなので、
気軽にアレンジして、おうちごはんを楽しんでみては?

ちなみに、「シシリアンって何?」と思った方のために、ちょっとだけ名前の由来のお話。

その語源は不明とされているものの、
佐賀のお隣、長崎県には「トルコライス」というご当地グルメがあることから、
同じ地中海の地名シチリア(シシリー)島にちなんで「シシリアンライス」と名付け、対抗したなんて説もあるとか。

佐賀にはシシリアンライスと並び紹介されることの多い「マジェンバ」というご当地グルメもあり、
これは佐賀弁の「混ぜる」が名前の由来。気になる方はこちらも検索してみて!

写真・文:ハマノユリコ

 

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