今や224porcelainを代表する人気商品のひとつとなった雲形の蓋物「Cloud nine」。

このCloud nineにインスパイアされ、新たなデザイン提案をしたのが、
ミラノと東京を拠点に活動するデザインユニット Setsu & Shinobu Ito だ。

224porcelainもARTISANSとして参加している、日本とイタリアの伝統技術を継承する工房とデザイナーを繋ぐ
Hands on Design（ハンズオンデザイン）のプロジェクトを通してオファーがあり、商品開発が進行した。

「ハンズオンデザインのプロジェクトは、提案されたデザイン画を見て、
自分で作りたいと思うもの選んで参加するシステムなのですが、
これはCloud nineのバリエーションとしてデザイン提案されたものだとすぐわかりました」

2016年に肥前吉田焼の産地である嬉野で開催された一夜限りの食のイベントのために
辻さんがデザインした、フタものの器と小皿のシリーズ「Cloud nine」。

その後224porcelainのラインナップとして商品化し、数年の時を経て
別のデザイナーからの提案でバリエーションが増えるとは、不思議なものだ。

こうした柔軟さが、224porcelainらしいということなのかもしれない。

Cloud nine
ポット size:14×21×H12.5cm / price:5,000円
カップ size:9.6×8.5×H6.1cm / price:1,400円
ソーサー size:12.7×12×H1.4cm / price:1,000円

文：ハマノユリコ