
最近、「吉田のヨカオトコですけど」と名乗る男性から、よく連絡がある。
224porcelainの作り手、辻諭さんだ。
どういうわけか、自称「吉田のヨカオトコ」をアピール中らしい(笑)。
そのヨカオトコがこの一年奮闘しているのが、「肥前吉田焼デザインコンペティション」のプロジェクトだ。
「小さな磁器産地、吉田焼の未来を拓く」をテーマに昨年初開催されたコンペには、国内外から167点の応募が集まった。
受賞作品すべての商品化を掲げ、約2ヶ月半という短期間の開発で試作品まで仕上げ、今年3月に嬉野と東京の2会場で成果発表展を開催。
受賞10作品をお披露目したばかりだ。
たくさんの人に成果を見ていただき、肥前吉田焼を知ってもらえた手応えを感じるとともに、
「これがゴールではない」という意識を新たにした関係者一同。
「量産化に向け調整も必要ですし、販売についての課題も山積みです」
自称「吉田のヨカオトコ」の奮闘は、まだまだ続きそうだ。
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224porcelainでは、優秀賞の「Combi」と「Voronoi」の製造を担当しています。
写真・文: ハマノユリコ