PROJECT

decade 3Dデジタル作品

224porcelain 10周年記念
  • 3Dスキャン作品 / Compatible
  • 3Dスキャン作品 / 吉田陶石
  • 3D写真陶板作品 / なな
  • 3D CAD作品 / 北斗の拳 黒王号ボトル
2022/08

デジタルデザイン×伝統工芸

佐賀県立美術館で2022年8月16日から28日まで開催された、224porcelain 10周年記念の展覧会「decade」の未来ゾーンで展示されたデジタル作品。

最新のテクノロジーと伝統工芸を融合し、陶磁器の可能性を広げる224porcelainの挑戦を示す作品群です。

3Dスキャン作品 / Compatible
素材:多孔質磁器 成型方法:排泥鋳込み

佐賀県出身でリポーター・MC・タレントとして活躍している新郷桃子さんにご協力いただき、3Dスキャンとデータ編集をおこない、等身大の胸像を制作しました。
ただ再現するのではなく、スキャンしたデータを編集し、アート作品としての制作にチャレンジしています。デジタルデザインと伝統工芸の相性や互換性を探る試作として、Compatibleと名付けました。

 

3Dスキャン作品 / 吉田陶石
素材:天草陶石 成型方法:排泥鋳込み

肥前吉田焼の採石場跡地から採れた陶石を3Dスキャンし、データ上で磁器の収縮率を逆算、焼き上がりが同じサイズになるように設計・編集し、石膏型をNC切削しました。
肥前吉田焼の約400年の歴史に想いを馳せ、陶石から粘土になり、粘土から磁器になる、限られた資源の視覚化を試みた作品です。

 

3D写真陶板作品 / なな
素材:天草陶石 成型方法:圧力鋳込み

写真データから明暗を読み取り、彫りの深さに置き換えて、石膏型をNC切削。圧力鋳込みで制作したエンボスの写真陶板です。
モデルは、妻の家族の一員として可愛がられてきた愛猫の「なな」。
2021年2月に18歳で虹の橋を渡ってしまい、悲しみに沈む妻の家族のために「なな」の思い出を陶板にしました。大好きだった多久の庭に眠る「なな」。その居場所を示す標にもなっています。

 

3D CAD作品 / 北斗の拳 黒王号ボトル

元禄元年(1688年)創業、佐賀の光武酒造場による “マンガと焼酎” のコラボ企画 第四弾として制作した「北斗の拳 黒王号ボトル」。
「北斗の拳」作画監督 和田卓也氏による完全監修によるプロジェクトで、ボトルの原型設計は、世界で活躍するスペシャルメイクアップアーティスト Amazing JIRO氏が担当しました。

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224porcelain 10周年記念「decade」
未来ゾーンにて

デジタルデザイン×伝統工芸
陶磁器の可能性を広げる
224porcelainの挑戦

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