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224 JOURNAL Vol.89 – 思い出のアロマディフューザー

この原稿を書いている2023年4月半ば、
イタリア・ミラノでは、世界最大規模のデザインの祭典「Milano salone(ミラノサローネ)」が開幕し、
コロナ禍で中止や延期となった期間を含め4年ぶりとなる4月開催が注目を集めていた。

そこで思い出したのが「Hands on Design(ハンズ・オン・デザイン)」との取り組みだ。

Hands on Designは、日本とイタリアの伝統技術を継承する工房とデザイナーを繋ぐブランドで、
224porcelainは2016年から4年間、共に商品開発を進めてきた。

コロナ禍になる前はデザインウィークに新作発表をするのが常であったが、
サローネ再開の今年は何か発表しているのだろうか?

いつも知らないうちに行動を起こしている辻さんのことだから
もしかしてミラノに行っていたりするのかも?と恐る恐る連絡すると
大丈夫、ちゃんと日本にいました(笑)。

振り返れば2020年、コロナの影響を鑑みミラノサローネの開催が中止となったことで、
当時開発をしていた商品のお披露目が叶わなかったことを思い出す。

それが、2021年より224porcelainでも販売している「shirakaba(シラカバ)」と「kisetsu(キセツ)」だ。

白樺をモチーフにしたデザインと、春夏秋冬・四季をイメージしたデザインのアロマディフューザーで、
ベースは磁器、アロマスティックは多孔質磁器で製作。

好みのフレグランスオイルを入れたベースに、多孔質のスティックを差し込むことで香りを拡散させ、
花瓶に季節の植物を飾るように、ほのかな香りを楽しむことができる。
(商品詳細はプロジェクトページで紹介しています)

せっかくなので最近のHands on Designのプロジェクトについて伺うと

「Hands on Designで進行中の案件はないのですが、別件での海外との取り組みは結構やってますよ。
まだお披露目できないですけど」と辻さん。

いろいろなプロジェクトで相変わらず忙しそうだ。
新たな商品を紹介できる機会を楽しみに待ちたい。

文:ハマノユリコ

 

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