224ジャーナルのvol.83で、「Miyagiは調味料入れよりもトレイのほうが気になる!」
なんて発言をしたせいだろうか。
224porcelainの辻さんが最近ハマっているという、Miyagiシリーズのオリーブオイルボトルを激しくオススメされた。
「すっごく使いやすくてキレもいいんです!絶対使ってみてほしい!」
聞けば、最近注ぎ口の仕様を変えたのだという。
「当初イタリアのデザイナーの指定でガラス製のパーツを輸入していたのですが、
この数年、コロナ禍の影響で入手することができなくなってしまったんです。
それなら磁器で作ってみようかなって」
筒状の細い注ぎ口や、ボトルのストッパーとしての収まりなど
難しい部分がたくさんあったのでは?と推察するも、辻さんの返答は軽やかだ。
「ガラス製のデザインそのままに、いい感じにできました。
サラダにオリーブオイルをかけて食べるのが好きで、毎日使ってます」と絶賛する。
調合してあるドレッシングを使い慣れた人には馴染みがないかもしれないが、
確かに海外に行ったとき、ホテルなどで朝食のサラダのそばに、
お塩やバルサミコ酢、オリーブオイルなどが並んでいるのをよく見かける。
それが日常って、辻さんてば、なんだかオシャレですね。
「傾けて使うので、注ぎ口のパーツが落ちてしまうのではと皆さん心配されるんですが、
押し込む部分を空焼きにしているので、すりガラスと同様フィットしてくれます。
心配せずぎゅっと押し込んで使ってみてくださいね」とアドバイスをもらい
いざ私もMiyagiのオリーブオイルボトルを体験してみることに。
おおー、なんか気持ちいい。
細く繊細な注ぎ口から、クルクルとオイルが綺麗な線を描く。
普段は市販のドレッシング派の私だが、
こうやって直接回しかけて自分好みの味を楽しむのも悪くない。
Miyagiシリーズは海外デザイナーと開発した商品なので、比較的大きめなサイズに賛否が分かれるところだが、
この大きさ、このフォルムだからこそ、キッチンや食卓で絵になるともいえるだろう。
健康効果があるとされる上質なオリーブオイルは、
サラダだけでなく、ポタージュなどスープに回しかけたり、パンにつけたり、もちろん調理にもおすすめ。
まんまとハマった私も、このボトルを使いたいがためにオリーブオイルを取り入れる機会が増えそうだ。
文:ハマノユリコ