
全国のやきもの産地では、ゴールデンウィークの時期に陶器市を開催するところが多くある。
224porcelainでも以前は有田陶器市に参加していたが、ここ数年は控えていた。
それが今年は「唐津やきもん祭り」に出店すると聞いて驚いた。
肥前吉田焼は有田焼同様磁器であり、土もの(陶器)の唐津焼とは風合いも異なる。
出店者のほとんどが唐津焼の陶器作家で構成される唐津やきもん祭りで、
224porcelainの商品は、訪れるお客様の目にどのように映るのだろうか?
そんな心配をよそに、
「今回ご縁があって初めて唐津やきもん祭りに出店させていただいたのですが、
普段、3Dデータを使い、デジタルで量産の磁器製作をしているので、
唐津の作家さんや訪れたお客様と対話する中で、
手造りへの想いがふつふつと湧いてきました」と、
大いに刺激を受けた様子の辻さん。
「肥前吉田焼の産地でも応用できることがありそう。
もう少し唐津と関わってみたいです」
来年も、唐津で会える可能性が高そうだ。
唐津やきもん祭りに行ったことのない方も、ぜひ来年の予定にご注目を。
文:ハマノユリコ