224porcelainの世界観を楽しめる新たなスポットがまたひとつ誕生した。
佐賀県佐賀市城内にあるサガテレビの1階にオープンしたばかりの「JONAI SQUARE」だ。
2019年に開局50周年を迎えるサガテレビが、エントランスと喫茶スペースだった部分を
カフェ、ショップ、イベントスペースとしてリニューアルした複合施設なのだが
ここがある意味224porcelainのサテライトショップのような空間に仕上がっている。
「サガテレビの1階にカフェを作るから」と協力依頼があったのが、去年の夏。
最初はカフェで使う器の相談だったが、その後、壁面や照明などインテリアにまで話は及んでいったという。
JONAI SQUARE を訪れたら、まず注目してほしいのが壁面だ。
壁やカウンターに貼られたタイルは、なんとダイヤ彫り。
その数、およそ540枚!
まさかダイヤ彫プレートそのまま?
いやいや、そういうわけにはいかないだろう。
ダイヤ彫は厚さも重みも結構あるからそのまま利用するのは難しそう。
辻さん、このタイルはオリジナルですか?
「陶板サイズは24×13cmという指示があったので型から作りましたよ!
CNC切削機で130時間以上かかりました(^^;;
彫りの深さが約5mm、全体の厚みは8mmとタイル用に薄くアレンジしています」
ちなみにカフェカウンターのランプシェードもダイヤ彫のシリーズだが、
こちらは嬉野にある224saryoでも利用している既存品。
透光性のある磁器から漏れる柔らかな灯りが美しい。
インテリアだけでなくカフェの器でももちろん、224porcelainの世界を楽しむことができる。
既存品からは、nashijiプレートL、ふぶきマグ、ダイヤ彫ショットカップ、grain WOODなどが採用された。
さらに20cmプレート、ココットの浅皿・深皿、箸置き、マグなど、計5種類を型からオリジナル製作した。
同施設内にある佐賀県の手仕事の商品をセレクトしたショップでは
sui、おにぎり、カトラリーレスト、Fragrance Potが販売されている。
こちらは佐賀・小城市出身の白水高広さんが運営する「うなぎの寝床」(福岡県八女市)が監修。
全体設計は、佐賀・嬉野市出身の建築家、一ノ瀬勇さん。
カフェのシェフや、植栽担当も佐賀出身者という、地元クリエイターで作り上げた「JONAI SQUARE」。ぜひご注目を。
文:ハマノユリコ
JONAI SQUARE
https://jonai-square.jp/
▼JONAI SQUAREのカフェで利用されている224porcelainの器たち
▼JONAI SQUAREのショップで取り扱いのある224porcelainの商品