オランダのアムステルダムで、2019年2月1日から3日まで開催された、
日本の工芸とデザインプロダクトに特化した展示販売会「MONO JAPAN」。

デザイン性が高く一部屋ごとに異なる個性的な客室を有する
ロイドホテル（Lloyd Hotel & Cultural Embassy）を舞台に、
出展者はそれぞれの客室を展示会場とし、来場者は地図を片手に館内を探索する
という趣向も注目を集め、人気を高めている話題の展示販売会だ。

今回、佐賀県国際課が九州筑後地域のものづくりを紹介する
地域文化商社・うなぎの寝床のサポートにより出展しており、
「佐賀の風土と歴史の中でうまれてきた伝統的なものづくりをベースに、
現代でも地道に積み上げている作り手を知ってもらいたい」
というコンセプトから、平田椅子製作所、吉田刃物とともに、
224porcelainの商品もセレクトされた。

やきものの貿易でも縁が深く、ものづくりや日本への関心が高いオランダで、
どのような反応が得られたのか。

「海を渡ったのは商品のみなので、
直接的なことはわからないのですが・・・」（苦笑）と
224porcelain代表の辻さん。

4月にイタリアで開催されたデザインの祭典「ミラノデザインウィーク」でも
Hands on Designのプロジェクトとして、224porcelainの商品が海を渡った。
こちらは4年連続での取り組みだ。

この数年、ゆっくりと、でも着実に、世界へと視野を広げる224porcelain。
これからの活動も引き続き見守っていきたい。

オランダと佐賀が出会う場所
https://monojapan.nl/jp/exhibitors/saga.html

Hands on Design
http://www.handsondesign.it/

文：ハマノユリコ