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224 JOURNAL Vol.38 – まんまるボディに隠された機能性

comot

comot断面図

まんまるコロンとした形がかわいらしい茶器「comot」。

一見、普通の急須に見えるが、どこか違和感があるのに気付くだろうか。

お茶を入れる茶器で、棒状の取手があるのが急須、蔓状の持ち手があるのが土瓶。

取手も持ち手もないこうした形状の茶器は、泡瓶(ほうひん)といい、
玉露など抽出温度の低いお茶を入れたり、取手がないことから持ち運びやすいので、
旅持ちの茶器として用いられたりする。

comotは、さらに保温性の高いダブルボディ(二重壁)構造が特徴。
低い温度でいれた高級煎茶も冷めにくく、香り高い美味しさを楽しむことができる。

コラボレーションデザイナーは、イタリア・ミラノを拠点に長く活動を続けてきた
プロダクトデザイナー、富田一彦さん。
224porcelainのバルーンプレートも彼のデザインだ。

二重構造の不思議を、ぜひ手にとってご覧いただきたい。
そして使ってみてほしい。

文:ハマノユリコ

 

▼富田一彦さんとのコラボレーション商品

 

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