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224 JOURNAL Vol.17 – 肥前吉田焼デザインコンペティションから生まれた器 –

 

一目見てコンセプトが伝わる器。盛りつけたときのイメージや、器以外の使い道まで想像させる、イマジネーションをかきたてる器。
「Combi」は、まさにそんな器の好例だろう。

224porcelainが昨年よりプロジェクトをサポートする肥前吉田焼デザインコンペティションの受賞作から生まれた商品「Combi」は、
複数の調味料や料理のコンビネーションを楽しむことをコンセプトとした器だ。

デザインを手がけたのは、金沢を拠点に活動するseccaの上町達也さんと柳井友一さん。
応募のプレゼンテーションシートでは、二種類のコンビネーションを楽しむ双葉の形状の提案だったが、
開発を担当した224porcelainの辻さんとの話し合いの中で、三つ葉と四つ葉の展開も加えることになった。

2017年3月にデザインコンペの成果発表展を行った嬉野会場・和多屋別荘でコラボ開催された「嬉野茶寮」では、
受賞作品の一部を実際に利用したお茶やスイーツの提供があり、その際起用されたのが上記の写真、三つ葉のバージョン「Combi3」だ。
器に合わせ「三種類の嬉野茶ショコラ」が品良く盛られた様子はとても愛らしく、お客様の目と舌を楽しませていた。

 

これらCombiを含む肥前吉田焼デザインコンペティション受賞作の展示販売会が、
2017年5月31日(水)~6月6日(火)の期間、東京の伊勢丹新宿店5階リビングフロアで開催される。

3月の成果発表展ではまだ試作品だったが、今回は実際に購入できる初めての機会だ。
お近くの方はぜひ足を運んでほしい。

 

文:ハマノユリコ

協力:和多屋別荘
http://www.wataya.co.jp

 

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